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長文ノンフィクションでお送りいたします

プロデュースマスター ゼノグラシア
第72話 「リアルゲロンチョ」

☆ のヮの<テレビを見る時は部屋を明るくして画面から離れて見てね!



~あらすじ~
モテカワスリムな主人公「セイ」は、昼は社会人、夜はアイドルのプロデューサーという二つの顔を持っていた。
そんな彼の前に突如としてテレビ画面から現れたアイドル候補生「天海春香」。
スイーツ喪男と元・二次元世界の住人の奇妙な同棲生活が始まる――


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夢を見た。
ピンク髪のお姉さん(おそらく二次元女)を抱きしめる夢だった。
詳しく言うと、離れ離れになっていた恋人のピンク髪のお姉さん(おそらく二次元女)と駅のホームで再会した俺が人目も気にせず抱きしめて泣く、という夢だった。
俺のおでこが彼女の肩に当たっていたので高身長なお姉さんだったんだろう。
俺が「会いだがっだ!会いだがっだよぅ!」みたいな感じで泣きじゃくっている間、
彼女は俺の頭を優しく撫でてくれていた。
まあこの話は本筋とはまったく関係ないわけだが。
ただ、お姉さんを抱きしめた感触を未だに覚えているので不思議だなあと思っただけである。
第一恋人すらいねーよ。募集中です。





そんなこんなで目が覚めて出勤の準備。
今日は仕事始めなのだ。
今にして思えば、今日は休むべきだった。
いや、せめて熱っぽくて気分が悪いことをこの時点で気にかけておくべきだった。





職場に着いてから気分が悪くなった。
でもこれくらいじゃ帰れないよなぁなんて仕事する気ゼロなのが丸分かりな考えが頭をよぎった。
とりあえず仕事をする。
従業員の一人から「顔色悪いよ?」と言われたが普段健康な時でも言われることなので全く気にしなかった。
それがいけなかった。

11時くらいだっただろうか。
吐き気がした。10段階中レベル8くらいの吐き気だった。
だが気合いで吐かない。
そんな時だった。
外に出ていた社長と従業員が帰ってきた。
手に持っているのは「ケンタッキーフライドチキン」の紙袋。
ものすごく嫌な予感がした。

聞けば、社長が急に食べたくなったので買ってきたという。
俺の分もあった。
「セイ君も食べな」と言われたが、全く食欲がない。
と言うより今猛烈に気分が悪く、何か食べれば人間ナイアガラになりかねない状態。
・・・だったのだが、一口くらいなら行けるかも!と意味不明な自信が湧く。
それがいけなかった。

一口かじる。
普段なら何本でも食えるはずのケンタッキーだったが・・・
鶏肉を喉に通した瞬間だった。
突然胃が逆流するような感覚を覚えたかと思うと、喉から何かが込みあがってきた。
俺はもう我慢できず、裏にある流し台に直行した。
そして吐いた。目一杯吐いた。
先程まで俺の体内を彩っていた欠片― ピース ―は今や星屑― スターダスト ―に変わり、すべてを飲み込む罪深き穴― ホール ―からあふれ出していた。





その後流しを綺麗にしてうがいも済ませた。
特に流し周辺はファブリーズも撒いた。
ふと後ろを振り返ると、後ろには目が点になっている従業員たちの姿が!
普段ならその視線に悦びを感じるところだが、今の俺にそんな余裕は残っていなかった。
むしろ吐いた。第二ラウンド突入である。

吐いてすっきりしたのか、その後は体調も良くなって仕事に打ち込んだが、仕事始めがこんなんでいいのだろうか。いや良くないはず。

なお、この物語の一番怖いところは、これらがすべて本当の出来事であるというところだ。
あとケンタッキーは大好きです。はい。


           おわり




※次回は作者取材のため休載とさせていただきます。
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